『小暑』(しょうしょ) 初候、温風至る(おんぷういたる)

『小暑』(しょうしょ) 初候、温風至る(おんぷういたる)

みなさま、こんにちは。

今日から、節気が移ろいます。いよいよ『小暑』です。

暑さがどんどん強くなっていくという意味があり、この頃から暑さが本格的になってきますが、梅雨の終わる頃で、集中豪雨が多く発生する時季でもあります。現在も大変な地域があり、一日も早い終息を願うばかりです。

また梅雨が明け、強い日差しと共に気温が一気に上がる時季のため、体調を崩しやすくなる頃でもあります。

天気予報やニュースで「小暑」という言葉を耳にしたら、本格的な夏を迎える合図だと思い、夏本番に向けての準備をしていきましょう。
そうなんです。「小暑」は、暮らしのすべてが夏仕様に変わる、切り替えの時期でもあります。私たちも、衣食住のあらゆるものが夏向きのものに変わります。



また暑中見舞いのはがきを出すのもこのころから。
お盆の前に贈り物を持って直接訪問した名残りで、訪問するかわりに挨拶状を出すようになったのが始まりだといわれています。
今では書く人も少ないですが、大切な方やご縁のある方より送ってもらえると、大変嬉しいものです。
仕事などで遠く離れた実家になかなか帰れない…という方は、気持ちが伝わる手書きの暑中見舞いなんて出してみるのも良いかもしれません。



そして、一番のイベントは、7月7日の「七夕」 

織姫・彦星の再会と共に、長寿祈願・豊作豊漁の祈願・そして厄除け祈願の時期でもあるのです。

 

「願い事がまっすぐ天に届きますように…」と、素直に伸びる笹に、想いを短冊に込めて飾り、豪雨で大変な状況に置かれている方々や、世の中の平穏の願いを込めて、今日は心から祈りたいと思います。

皆様もくれぐれもお身体をご自愛下さいませ。

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