ロジアソシエイツ
ロジアソシエイツ 南部鉄器 鉄瓶 あられ
ロジアソシエイツ 南部鉄器 鉄瓶 あられ
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暮らしを整える、美しき南部鉄瓶
400年以上の歴史をもつ岩手県の伝統工芸「南部鉄器」。その確かな技と品質を受け継ぎながら、現代の暮らしにも馴染む形に昇華させたのが、ロジアソシエイツの南部鉄瓶「あられ」です。表面に施された霰(あられ)模様は、職人の手で繊細に刻まれた伝統の意匠。静かに佇む姿は、和にも洋にも調和し、毎日の時間を穏やかに引き締めます。
世界が認めたデザイン
ニューヨーク近代美術館(MoMA)のミュージアムショップでも、ロジアソシエイツの南部鉄器は、日本の伝統美をモダンに昇華した新しい形として取り扱われました。伝統的な素材に現代的なフォルムと色彩を取り入れたそのデザインは、国内外で高く評価されています。また、パリの紅茶専門店での特注をきっかけにヨーロッパでブームが起こり、今では世界中のお茶愛好家に愛される存在となりました。
炎と職人技が織りなす製造工程
南部鉄器の鉄瓶は、鋳型作りから仕上げまで、職人の手で丁寧に工程を重ねて生まれます。初めに砂型を作り、そこに溶けた鉄を流し込む「鋳込み」の工程。高温の鉄を扱う緊張感は、常に危険と隣り合わせ。
鉄が固まった後、型を粉砕して鉄瓶を取り出す作業も、最も神経を使う瞬間のひとつ。粉塵や熱、重量のある鉄瓶を扱う中で、一瞬の気の緩みも許されません。
取り出した後は、研磨や塗装で表面を整え、三層塗装を施して仕上げへ。こうして鉄瓶は、炎と職人の手を経て、使うほどに味わいが増す道具として完成します。
一つひとつの鉄瓶に宿る重厚感と存在感は、単なる「形」ではなく、職人の技と、何百年もの伝統を支える緻密な工程の証でもあります。
あられ模様に宿る光と影のリズム
細やかな霰(あられ)模様は、単なる装飾ではなく、熱を均等に伝える機能美の結晶。粒立つ凹凸が生み出す陰影は、光の加減で豊かに表情を変え、まるで呼吸するかのような存在感を放ちます。日常の中に凛とした静けさを添える、「用の美」としての価値がここにあります。
まろやかさが生まれる鉄瓶のちから1
この鉄瓶は、直火・IH対応。お湯を沸かすと鉄瓶からごく少量の鉄分が溶け出します。
一般的なサプリメントや強化食品に含まれる鉄は、三価鉄が多く、そのままでは吸収されにくく、体内で二価鉄に変換されて初めて利用されます。変換には胃酸やビタミンCが必要で、吸収率は低めになっていると言われています。
対して南部鉄瓶などの鉄器から自然に溶け出す鉄分は、二価鉄と言われ胃酸によってさらに吸収が促進されやすく、食事や飲み物と一緒に摂っても吸収されやすいのが特徴です。
まろやかさが生まれる鉄瓶のちから2
二価鉄には他にも
・塩素(カルキ)を中和し、まろやかなお湯になる
・ミネラルの影響で味に「コク」「深み」を感じる
・pHをわずかに下げるため、緑茶やほうじ茶の苦味・渋味が和らぐ
結果的に、鉄瓶で沸かしたお湯でお茶を淹れると、 「味がまろやかになる」「甘みが立つ」「雑味が少ない」と感じる人が多く、茶道家・ソムリエにも好まれる理由となっています。白湯やお茶を飲むだけで、日々の鉄分サポートにもつながり、お茶やコーヒーがまろやかに感じられるのは、鉄瓶だからこそ生まれる小さな贅沢です。
流れを描く精巧な注ぎ口
湯切れの良さを追求した注ぎ口は、傾けた瞬間に湯が滑らかに流れ出し、最後の一滴まで無駄なく注げる形状。わずかな角度と長さの調整により、お湯が途切れず、流れるような所作が叶います。朝の白湯を注ぐ時間さえ、丁寧なひとときへと変えてくれる造形です。
手なじみよい松笠を模した意匠
蓋のつまみは、松笠を模した優美な形。指先に自然と馴染み、滑りにくく扱いやすい設計です。持ち手はなめらかな弧を描き、手を添えたときに安定感を生む角度に調整。重みを感じながらも、不思議と軽やかに持てるバランスが取られています。使うたびに“手の記憶”に残るような、道具としての美しさを感じさせます。
鉄瓶を育てる、という愉しみ
使うほどに内側に湯垢が育ち、鉄瓶は艶やかに成熟していきます。使い終えたらお湯を残さず、蓋を開けて余熱で乾かすだけ。錆が気になるときは、茶葉を煮出して整えれば十分。洗剤も磨きもいらない、自然と寄り添うお手入れです。時を重ねるほどに自分だけの色艶を帯びていく・・・。それが南部鉄瓶の最大の魅力です。
使い初め:水で中をすすいだ後、水を入れて中火にかけて一度沸騰させ、その湯を捨てます。この工程を三回繰り返し、湯に慣らしていきます。
普段のご使用後:蓋を外して中火で30秒程度空焚きし、水気を飛ばします。その際、蓋は逆さまにしておくと乾きが早くなります。この一手間で、鉄瓶がぐんと長持ちします。
湯あかを育てる
鉄瓶は湯垢を育てることでお湯がまろやかになっていきます。使い始めてからおよそ2週間ほどで内側に褐色や白色の層が見え始めますが、これは水中のミネラル分が定着した湯垢で、サビを防ぐ効果もあるため洗い落とさず育ててください。使用後は湯を残さず使い切り、熱いうちに蓋を開けて余熱で水分を蒸発させます。内側はこすらず、自然乾燥を心がけましょう。こうして使い続けることで、自分仕様の鉄瓶に育っていきます。
メンテナンスとさびへの対策
基本的に洗剤は不要で、汚れが気になる場合は茶葉を出汁パックに入れて煮出し、自然乾燥させてください。金属タワシは使用せず、空焚きもお避けください。内側に赤錆が出ても問題はありませんが、鉄臭さを感じる場合は茶葉煮出しを20分ほど行い、半日置いてから湯を捨てて乾かすと改善します。必要に応じてこの工程を数回繰り返すことで、湯垢とともにすこやかな状態を保つことができます。
三層仕上げの深みある黒の艶
下地の焼付塗装、吹付塗装、クリア塗装の三層構造。重なり合う塗膜が鉄の質感を守りながら、奥行きのある色味を引き出します。光を受けると艶がやわらかく揺らぎ、手に取るたびに違う表情を見せてくれる。長く使うほどに艶を増すその黒は、“育つ美しさ”を宿す伝統の仕上げです。
おそろいでも色違いでも
他にも直火対応で気軽に鉄分サポートができる鉄瓶や、鍋敷、フォルムや容量違いの急須もございます。
鉄の持つ重厚感に鮮やかなカラーが加わることで、安定感と気品ある佇まいが共存。単品で使っても、キッチンや食卓、玄関などにも彩りを添える華やかなお色味ですが、お揃いや、色違いのカラーの南部鉄器急須や鉄瓶と組み合わせることで、お好みの空間を演出できます。
南部鉄器 急須丸型0.4Lはこちら >>>
南部鉄器 急須丸型0.6Lはこちら >>>
南部鉄器 急須ドーム型0.4Lはこちら >>>
南部鉄器 トリベッド(鍋敷)はこちら >>>
白湯習慣に:0.6L
重すぎず、キッチンや食卓に置いても圧迫感のないコンパクトサイズ。朝の白湯を一杯、お茶を一人分だけ、というシーンに最適です。お湯が冷める前に飲み切れる、扱いやすい容量です。
ご夫婦・ご家族の団欒に:1.0L
ご夫婦やご家族、来客時など、日常的にたっぷりとお湯を沸かしたい場合にちょうど良いサイズ。
一度に多く沸かせるため、何度も火にかける手間が省け、南部鉄器の持つ重厚感と存在感も存分に楽しめます。
※0.6Lよりも一回り大きく、重さもあります。
贈り物におすすめ
南部鉄瓶「あられ」は、日本の伝統美と実用性を兼ね備えた特別な贈り物。結婚祝い、引っ越し祝い、誕生日など、どんなシーンでも喜ばれます。和の趣を感じるデザインは海外の方へのギフトにもぴったり。毎日のティータイムが少し特別になる、使う楽しみまで贈れる逸品です。
ロジアソシエイツ ― 伝統に、今を吹き込む
ロジアソシエイツは、南部鉄器の伝統を大切にしながら、現代の感性に寄り添うデザインを探求しています。ひとつの注ぎ口、ひとつの塗装、そのすべてに職人の技が宿る。その完成度の高さが評価され、世界的な美術館でも取り扱われています。世界に誇る日本の手仕事を、日々の暮らしの中で感じてください。
サイズ詳細
0.6L
高さ(ハンドルを立てた時)15cm
幅(注ぎ口を除く)14cm
奥行き14cm
1.0L
高さ(ハンドルを立てた時)19cm
幅(注ぎ口を除く)16cm
奥行き16cm
コンパクトな0.6Lは一人暮らしやデスクでの使用に最適、1.0Lは家族や来客時に便利。どちらも手に馴染む持ち手と美しいフォルムで、毎日使う楽しみが増します。どちらも直火・IH対応。用途に合わせて、お好みのサイズをお選びいただけます。
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商品詳細
スペック
素材:
サイズ:【容量0.6L】 高さ(ハンドルを立てた時)約15cm 幅(注ぎ口を除く)約14cm 奥行約14cm 【容量1.0L】 高さ(ハンドルを立てた時)約19cm 幅(注ぎ口を除く)約16cm 奥行約16cm
重量:
生産地: